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廃用性症候群

本日は訪問マッサージの現場でもよく遭遇する【廃用性症候群】について解説していきます。

廃用性症候群とは

廃用症候群は、長期間の安静状態や運動量の減少により身体機能が衰え、心身の様々な機能が低下してしまう状態のことをいいます。
体を動かすことは、筋肉や関節を動かすだけでなく、たくさんの臓器の働きにも影響を与えます。
そのため、体を動かさない状態が続くと、身体機能が低下するだけではなく、内臓の機能も低下してしまいます。

廃用性症候群の原因

①過度の安静状態

病気やケガによる過度の安静状態、または寝たきり状態で筋肉を動かさない期間が長引くことで起こります。
また、自力で動ける状態だとしても、車椅子などの体の一部だけしか使わなくてもいいような生活に慣れてしまい、全身を動かさなくなる状態も該当します。体全体を長期間動かさないことにより、身体機能が低下します。

②高齢者の生活環境

高齢になると体に障害が生じやすく、買い物や散歩など若い時よりもしなくなり、筋力が低下することが廃用症候群につながります。さらに、栄養不足などが加わり、筋肉や骨などの組織破壊がより進行していきます。過度の安静状態ではなくても、衰えやすく身体機能が低下しやすいのが高齢者の特徴です。
また、過度な介護が廃用症候群を引き起こす可能性があるため、1日の活動状況はどのようなものか見直す必要があります。

 

特に高齢者では、知らないうちに進行し、気がついた時には、「起きられない」「歩くことができない」などの状況が少なくありません。

たとえば絶対安静の状態で筋肉の伸び縮みが行われないと、1週間で10~15%の筋力低下が起こると言われています。高齢者では2週間の床上安静でさえ下肢の筋肉が2割も萎縮するともいわれています。

過度に安静にしたり、あまり身体を動かさなくなると、筋肉がやせおとろえ、関節の動きが悪くなります。そしてこのことが、さらに活動性を低下させて悪循環をきたし、ますます全身の身体機能に悪影響をもたらします。最悪な状態では、寝たきりとなってしまうことがあります。

 

廃用性症候群の症状

【①運動器障害】

運動量の減少

・筋萎縮(筋肉がやせ衰える) ・関節拘縮(関節が硬くなり動きが悪くなる) ・骨萎縮(骨がスカスカになりもろくなる) ・腰痛(腰が痛くなる) ・筋力低下(筋肉の力が弱くなる)

【②循環・呼吸器障害】

・誤嚥性肺炎(食べ物や唾液などが誤って気管支や肺に入って起きる肺炎) ・心機能の低下(心臓の働きが悪く、全身に十分な血液を送り出せない) ・血栓塞栓症(血のかたまりが血管で詰まってしまう) ・起立性低血圧(急に立ち上がったりした時に、血圧が下がり立ちくらみ等を起こす) ・肺塞栓症(肺の動脈に血液の塊が詰まってしまう、エコノミークラス症候群のこと) ・換気障害(肺において酸素と二酸化炭素の交換が妨げられる状態)

【③自律神経・精神障害】

・うつ状態(気分が落ち込む) ・せん妄(周りの状況が理解できず、ぼんやりして幻覚や錯覚が見られる) ・見当識障害(今いる場所や時間がわからなくなる) ・睡眠障害(睡眠が異常になる状態、不眠症や過眠症など) ・認知症(脳の病気や障害により認知機能が低下して、日常生活に支障が出る状態)

【④泌尿器障害】

・尿路感染症(尿路で細菌が繁殖して炎症が起きることで、高熱、腰や背部に痛み、排尿時の痛み、血尿などが見られる) ・尿路結石(尿路に結石がとどまることで、腰やわき腹の激しい痛み、吐き気や嘔吐、冷や汗、血尿、残尿感などが見られる) ・排尿障害(尿をためて排出するまでの過程に異常がある状態のこと、頻尿や尿失禁など)

【⑤皮膚障害】

・褥瘡(床ずれのこと。皮膚が圧迫されて血の巡りが悪くなり、赤みや水ぶくれ、内出血などが見られる。悪化すると傷が筋膜や骨まで達することもある)

【⑥消化器系障害】

・逆流性食道炎
(消化途中の食べ物や胃液が食道に逆流し、胸やけ、のどの違和感、酸っぱいものが上がってくる感じなどが見られる) ・食欲低下(積極的に食べなくなることで、栄養不足や体重減少にもつながる) ・便秘

【⑦代謝障害】

・耐糖能異常(空腹時の血糖値が正常値と異常値の間にある状態で、糖尿病予備軍とも言われる)

高齢になるに従って、糖尿病を発症しやすくなります。また耐糖能異常を放置すると、糖尿病に進行する確率が高くなります。軽度なら自覚症状は出ませんが、ひどい場合は意識障害につながることもありますので気を付けましょう。耐糖能異常と診断された方は、まずは油断せずに、できるだけ日頃から食事改善に努め、運動療法も実践するようにしましょう。

 

※廃用性症候群の症状まとめ

 

廃用性症候群は回復が困難

廃用症候群から回復するために要する期間は、廃用症候群になっていた期間の数倍にわたると言われ、 一度なってしまうと回復するのは困難になります。さらに廃用症候群になると、全身の筋肉量が低下した状態であるサルコペニアが進行することも考えられます。ですから、長期的に安静状態になることはなるべく避けるように意識し、やむを得ない場合でも積極的にリハビリを行い廃用症候群の予防をすることが大切です。

サルコペニアとは何が違う?

サルコペニアとは、ギリシャ語のサルコ=筋肉、ぺニア=喪失という言葉を組み合わせて作られた造語で、筋肉の喪失を意味しています。加齢や病気によって筋肉量が減っていく現象をサルコペニアと呼び、歩く速度が遅くなる、杖や手すりが必要になるなどの身体機能の低下が見られます。一方、廃用症候群は筋肉以外にも骨や臓器、精神機能など全身に影響を及ぼすものです。廃用症候群とサルコペニアの2つの違いとしては、全身のさまざまな部位の機能低下が見られるのが廃用症候群、筋肉量と筋力の減少を特徴としているのがサルコペニアと覚えましょう。

 

廃用性症候群の予防・対処

①体を動かす機会を作る

廃用症候群の一番の対処法は、できるだけ体を動かすことです。介護をしていると、身の回りの世話などを手伝いたくなってしまいますが、本人ができることはなるべく自身で行ってもらいましょう。
また、安静にしている場合は、体位交換や簡単なマッサージをするだけでも運動になりますし、動かすことで筋肉がほぐれ血行が良くなります。

②栄養バランスの良い食事

廃用症候群の方に多いのが低栄養状態であり、筋肉量の減少など身体機能の低下につながります。栄養バランスの整った食事を心掛けながら、体を動かすために必要なエネルギーを補給しましょう。
また、食欲不振や嚥下機能の低下・消化器機能の低下など原因は様々です。口腔ケアを行ったり、消化しやすい食事に変更するなど対応していきましょう。

 

廃用症候群は、治療を必要とする疾患によって安静臥床を余儀なくされている状況で、運動をしないこと、寝ていること、日常生活に支障をきたす手足の位置や関節の角度(不良肢位:ふりょうしい)で長時間を過ごすことにより生じます。

たとえば、下肢を骨折して、ベッド上での生活が長くなると、骨折した下肢の筋肉が萎縮したり、関節が拘縮してしまうだけでなく、起立性低血圧や、静脈血栓症、誤嚥性肺炎や褥瘡を起こしやすくなります。

これらの廃用性症候群を予防するためには、できるだけ寝た状態を存続させないようにします。座位時間を増やしたり、ベッド上で上肢や下肢を動かす運動を行います。人とのかかわりが薄れると精神機能の低下をきたすので、言葉をよくかけ、面会をよくするようにしましょう。

 

廃用性症候群の治療

①薬物療法

廃用症候群には、どのような症状が出現するかにもよりますが、薬物療法が行われる場合があります。自己判断で市販薬を使用せずに、必ず医療機関を受診し適切な薬を処方してもらいましょう。

②リハビリテーションを行う

廃用症候群の対処法として、早期のリハビリテーションが効果的です。病院や施設でリハビリテーションなどを利用していきましょう。通院が難しい場合は、訪問リハビリや訪問マッサージを利用すると効果的です。

 

高齢者が一度廃用症候群になると、元の状態まで改善させることは難しくなります。つまり廃用症候群は治療よりも予防が重要です。心機能の低下や誤嚥性肺炎は普通の病気と同じように投薬を中心に治療を行います。せん妄の時には精神神経用の薬を使用することもあります。可能であればできるだけ早く元の生活に戻すことが大切です。自宅から入院して廃用症候群になった場合は、入院のきっかけとなった病気が治ったら速やかに自宅に戻ると廃用症候群を防ぐことができます。やむを得ず長期臥床が必要であった場合は、早いうちから病気の治療を妨げない範囲でリハビリを行うことも重要です。

 

廃用性症候群 訪問マッサージ施術の流れ

 

お問合せ

無料体験のご希望、質問など

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直接TEL、LINEでのお問合せでも大丈夫です。

翌日までには、返信させて頂きます。

 

 

無料施術体験

無料体験日程を決め、実際に無料施術を体験して頂きます。

その時に、身体や疾患の事を詳しく聞かせて下さい。

その後、検査をしてマッサージ施術を体験して頂きます。

最後に、同意書について丁寧に分かりやすく説明させて頂きます。

 

医師から同意書をもらう

かかりつけ医もしくは普段通院している先生に、同意書の作成を依頼してください。

同意書を依頼する医師が決まりましたら、こちらで医師に対するご依頼書と同意書をご用意いたします。

同意書が発行され次第、施術開始になりますので

お電話・メールにて同意書が届いた事をお伝えください。

初日の日程、時間を決めていきます。

 

訪問マッサージ施術スタート

初回は、再度、問診と検査をして

身体の状態を細かく把握させて頂き、

ご利用者様のご希望と合わせて治療方針を決めさせて頂きます。

その後、初回治療になります。

 

廃用性症候群に訪問マッサージを利用するメリット

関節拘縮や筋委縮が残った患者さんにはリハビリと併用して訪問マッサージをオススメします。

関節を動かしているのは筋肉です。その筋肉をほぐし、血行を良くすることで関節拘縮の改善、筋萎縮の改善ができ、機能訓練で運動能力や筋力の向上が期待できます。

関節拘縮や筋委縮がある患者さんは、健康保険を利用し、ご自宅に伺って行う訪問マッサージをご利用頂ける場合が多いです。

廃用性症候群の後療法は早期開始が大事です。お気軽にご相談下さい!

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