Loading...
MENU

お電話でのご予約・お問い合わせは番号をクリック

お気軽にご予約・お問い合わせ下さい

090-4249-8832

悪性リンパ腫

本日は術後のリハビリで訪問マッサージの現場でも遭遇する「悪性リンパ腫」について解説していきます。

悪性リンパ腫とは

血液腫瘍の一つであり、血液中や身体中を流れている白血球の成分の一つである「リンパ球」という細胞が異常に増殖してがん化し、身体の一部にしこりができる疾患です。
「悪性リンパ腫」と言ってもさらに細かく病型は分かれており、頻度の高いタイプから非常にまれなタイプまで、進行の速さや発症部位も異なるため多岐(100種類近く)にわたります。そのため症状や治療法も様々なものがあります。年間10万人あたり30人程度の発生ですが、日本の成人の中では最も頻度が高く、やや男性に多い血液腫瘍です。正確な診断に基づき適切な治療を行うことで、種類によっては根治できる可能性があります。

全身に存在しているリンパ組織内の細胞が悪性化し、次第に全身の臓器を侵していく病気です。簡単に言えば、リンパ組織のガンです。一口に悪性リンパ腫と言ってもいろいろな病型があり、それぞれに合った治療方法を選択していく必要があります。

どんな種類の病型があるの?

悪性リンパ腫は「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の2種類に分かれており、非ホジキンリンパ腫はさらにいくつかの型に分けられます。

ホジキンリンパ腫

国内の悪性リンパ腫では約10%にみられます。この病型は比較的悪性度は低く、予定通り治療を行うことができれば、約6~8割の確率で完治することが多い病気です。

非ホジキンリンパ腫

悪性リンパ腫の80~90%にみられ、さらに多くの病型に分類されますが、次の2型が頻度の高い病型です。

1.ろ胞性リンパ腫

ここからさらに中細胞型、混合型、大細胞型と分けることがあります。進行が年単位と遅く、従来の化学療法での治癒は難しいとされてきましたが、最近では成績が向上しているそうです。

2.びまん性リンパ腫

大細胞型という型が最も多く、その他リンパ芽球型、バーキット型など多くの型があります。低悪性度、中悪性度、高悪性度に分けられ、程度によって治療の強度が変わってきます。

 

悪性リンパ腫の原因

悪性リンパ腫はリンパ球の遺伝子異常によって起き、明らかな原因ははっきりしていません。種類としては大きく非ホジキンリンパ腫(B細胞リンパ腫、T/NK細胞リンパ腫)と、ホジキンリンパ腫の2種に分けられます。日本人の75%以上が非ホジキンリンパ腫であり、病理組織分類に加え悪性度(進行の早さ)によって年単位で進行する「低悪性度」、週から月単位で進行する「中悪性度」、日から週単位で進行する「高悪性度」の3つに大きく分けられます。

進行の遅いタイプには、マルトリンパ腫、濾胞性リンパ腫(比較的多い)、有毛細胞白血病、菌状息肉腫などがあります。進行が早いタイプには、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(非常に多い)、末梢性T細胞性リンパ腫などがあります。さらにすぐに治療を要するタイプとして、バーキットリンパ腫、リンパ芽球性リンパ腫などがあります。

どんな症状が出るの?

リンパ節の腫れから始まることが多く、全身症状としては、発熱・倦怠感・ 寝汗・体重減少などがあります。ホジキンリンパ腫では38度を超える高熱や、全身のかゆみを訴えることもあります。リンパ節以外からも発症しますが、日本人では胃からの発症が多いと言われています。

悪性リンパ腫の症状は、初期段階では痛みを伴わないリンパ節(首やわきの下、足の付け根などリンパ節が集まっている箇所)の見た目や触診できる腫れが出現するのが特徴的です。ホジキンリンパ腫では、頸部のリンパ節が腫れやすく、非ホジキンリンパ腫では、腋の下や足の付根のリンパ節が腫れやすいという特徴もあります。

症状が進行するとB症状(発熱、体重減少、寝汗を合わせて専門的にB症状と呼ぶ)、皮膚の発疹、嘔吐など様々な症状が現れてきます。
造血を司る骨髄の機能が抑制されてしまうため、貧血なども現れます。自覚のないものでは脾臓の腫脹なども見られます。

また、悪性リンパ腫がほかの臓器や器官へ広がっていくと、それぞれの転移先特有の症状が出現し、肺や気道など胸部では呼吸困難や気道閉塞、咳、肝臓では黄疸や腹水、骨では骨痛などが起こります。腫れやしこりが大きくなり、尿管(腎臓から膀胱への尿の通り道)や静脈、脊髄せきずいなどの臓器が圧迫されると、水腎症(尿管がせき止められて、腎臓に尿がたまって広がった状態)、むくみ、麻痺まひなどの症状があらわれ、緊急で治療が必要な場合もあります。

悪性リンパ腫の検査方法

リンパ腫の診断や病型を確定するためのもっとも重要な検査として、リンパ節生検や腫瘍生検があります。その他、病気の広がりや全身の状態を詳しく調べるために、血液検査、X線検査、超音波(エコー)検査、CT、PET/CT検査などの画像検査、骨髄検査(骨髄穿刺・骨髄生検)などが行われます。

リンパ節生検・腫瘍生検

腫れているリンパ節、あるいは腫瘍(病変)の一部または全体を切り取って、採取した組織を顕微鏡で観察して、診断を確定します。
適切な診断を行うため、組織は染色体検査や遺伝子検査にも使用されることがあります。

血液検査

白血球、赤血球、血小板などの数値や、肝臓や腎臓などの機能を調べます。リンパ腫では、LDH(乳酸脱水素酵素)の上昇を伴うことがあります。最近、sIL2₋R(可溶性インターロイキン2受容体)の上昇が悪性リンパ腫の腫瘍マーカー*として有用であることが分かってきました。しかし、リンパ腫でもsIL2₋Rの値が変化しないことが多く、逆にリンパ腫以外の原因で変化することもあります。

腫瘍マーカー:がんの種類によって特徴的に作られるタンパク質などの物質のことで、がん細胞やがん細胞に反応した細胞によって作られる。がんの診断の補助や、診断後の経過や治療の効果をみるための指標として用いられる。

画像診断(X線、超音波(エコー)CT、MRI、PET検査)

骨髄検査(骨髄穿刺、骨髄生検)

骨髄は、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞をつくる場ですが、患者さんによっては骨髄にリンパ腫の細胞が及んでいることがあります。これを調べるために行います。骨髄が主な病変である場合には、骨髄検査によってリンパ腫の診断や病型の確定が可能となります。

骨髄検査では、腸骨(腰の骨)などから骨髄液を採取(骨髄穿刺)、もしくは骨髄組織を採取(骨髄生検)して、そこに異常細胞がいないかどうかを調べます。顕微鏡での観察の他、細胞の表面に出ているマーカー(腫瘍の存在や特徴をあらわす目印)やリンパ腫細胞の染色体の異常を調べる染色体検査などを行うこともあります。これらは病型を決める際に重要な情報となります。

 

悪性リンパ腫の治療方法

悪性リンパ腫は、白血球の中のリンパ球がガンに変異するもので、腫瘍を形成する一般的なガンとは違い、外科手術は行わず放射線療法や抗がん剤などの化学療法が主体となります。 悪性リンパ腫は抗がん剤の感受性が高く、放射線療法と化学療法で寛解させることも可能です。 ホジキンリンパ腫では、ABVD療法と呼ばれる抗がん剤治療が標準とされており、約70%の患者さんが寛解しています。一方、非ホジキンリンパ腫では、CHOP療法と呼ばれる抗がん剤治療が標準治療とされており、約60%の患者さんが寛解しています。 ちなみに、悪性リンパ腫は性質上、完全にガンが消失したと証明することが困難なため、症状が改善し、腫瘍も確認できなくなった時点で「寛解」といわれます。症状が無いか、あってもコントロールできているということで、ほぼ完治しているという意味です。

悪性リンパ腫の予後と生存率

悪性リンパ腫は種類が多く、一概に数値としては表しにくいですが、ホジキンリンパ腫は予後は比較的良好でとなっており、非ホジキンリンパ腫のステージⅣと進行した場合でも5年生存率は約6割、適切な治療を受ければ平均生存期間は10年前後と十分に治療が可能なガンとなっています。

日常生活動作(ADL)について

治療の副作用や進行の程度により、長期臥床を余儀なくされ、極端にADLが低下してしまう場合があります。筋力が落ち、関節可動域が狭くなるとちょっとしたことで痛みが出て色々なモチベーションが下がっていきます。その場合、ご家族の介護負担も増え、お互い疲れてしまいます。訪問マッサージとリハビリを行うことでADLの向上を目指すことができるので、お困りの方はぜひご相談下さい。

悪性リンパ腫の訪問マッサージ施術の流れ

お問合せ

無料体験のご希望、質問など

「お問合せ・ご予約」フォームより送信下さい。

直接TEL、LINEでのお問合せでも大丈夫です。

翌日までには、返信させて頂きます。
 

無料施術体験

無料体験日程を決め、実際に無料施術を体験して頂きます。

その時に、身体や疾患の事を詳しく聞かせて下さい。

その後、検査をしてマッサージ施術を体験して頂きます。

最後に、同意書について丁寧に分かりやすく説明させて頂きます。

 

医師から同意書をもらう

かかりつけ医もしくは普段通院している先生に、同意書の作成を依頼してください。

同意書を依頼する医師が決まりましたら、こちらで医師に対するご依頼書と同意書をご用意いたします。

同意書が発行され次第、施術開始になりますので

お電話・メールにて同意書が届いた事をお伝えください。

初日の日程、時間を決めていきます。

 

訪問マッサージ施術スタート

初回は、再度、問診と検査をして

身体の状態を細かく把握させて頂き、

ご利用者様のご希望と合わせて治療方針を決めさせて頂きます。

その後、初回治療になります。

毎月
3名限定
初回無料体験受付中

訪問マッサージBUDDY

\ご予約・お問い合わせはこちら/

お電話でのご予約・お問い合わせは番号をクリック

お気軽にご予約・お問い合わせ下さい

090-4249-8832
受付時間
月~金 8:30~17:30(土日休み)
事務所
千葉市花見川区幕張本郷6-3-28-2