訪問マッサージを探しているケアマネージャーさまへ
居宅介護支援事業所にてケアマネジャーさんとお話をさせて頂く時に「今は訪問マッサージが必要な利用者はいない」といったことをお聞きする事があります。
しかし、私は、要介護認定を受けられている方の大半の方が訪問マッサージを受けることによって、身体的、精神的にメリットがあると考えています。
高齢者は、転倒による骨折や軽い風邪などがきっかけで、あっという間に体力がおちて寝たきりへと向かう事が少なくありませんし、
若い方に比べると現状維持がとても難しいです。
日常生活に加えて、自分で筋力が衰えないためにストレッチング・関節運動・筋肉増強訓練を日々行うことはとても困難だと思います。
「日常生活はなんとか自分一人で出来るが、年々日常生活が大変になっている」
このような方に定期的に訪問マッサージを行うことによって、筋肉の緊張をほぐし、ストレッチや筋肉トレーニングなどを取り入れる事によって、ADLの改善が期待できます。
介護保険の枠が一杯でも訪問マッサージを利用出来るの?
訪問マッサージは医療保険取扱いの為、1回あたり約500円で受ける事ができますし、介護保険の限度枠とは関係なく期間や回数の制限もありません。
若い方ですら受けたいと思うサービスなだけに、高齢の方や疾病を持つ方ならば尚更受けてみたいのではないでしょうか?
利用者さまやそのご家族からは、「もっと早く訪問マッサージを知りたかった…」と多くの声を頂きます。
訪問マッサージが必要な方の多くは、インターネットの使い方が苦手な高齢者の方がほとんどです。
訪問マッサージを必要としている方は沢山いるのにも関わらず、訪問マッサージという在宅医療サービスを知っている方や理解されている方がほとんどいないのが現状なのです。
利用者さまのことを少しでも良くしたいと願うケアマネージャーさまだからこそ、脳梗塞後遺症やパーキンソン病、腰痛、変形性膝関節症、神経痛、その他様々な疾患や症状に悩まれている利用者さまの為に、訪問マッサージというサービスが選択肢としてあるという事を、利用者さんにお伝え頂ければ幸いです。
訪問マッサージって同意書が難しいって聞くけど、、、
また、「訪問マッサージって同意書が必要らしいけど、医師はなかなか書いてくれないでしょ?」と聞かれる事があります。
確かに書いて頂けない事もありますが、当院で申込みのあった患者様の殆どの方が同意書を発行して頂いています。
もし、掛かりつけの医師に同意書を書いて頂けない場合はお気軽にご相談下さい。訪問マッサージにおいてご理解のある医師をご紹介させて頂く事も可能です。
同意書とは?
医療保険を使って訪問マッサージを受ける際、医師に定期的(6ヶ月に1度)に同意書を書いて頂く必要があります。
同意書の用紙は当院にございます。受診される際に医師にお渡し頂くと発行して頂けますが、当院から病院にお持ちしたり郵送する事も可能です。
また、書類の発行料も医療保険の適用になり、1割負担の方であれば発行料として原則100円を病院に支払う必要があります。
最近では、マッサージに鍼灸を追加する方が増えています。
その際は追加料金は約160円です(一割負担)
例)マッサージ・リハビリ(約500円)+鍼灸(約160円)=660円
当院からの3つのお約束
ケアマネージャーさまへの報告・連絡・相談
私たちは利用者さまの自宅に週2回程訪問させて頂く立場である以上、身体のささいな変化や生活状況など、ケアマネージャーさまとは違った角度から、利用者さまの現状を把握できる事もあると思います。
利用者さまのより良いQOLの向上を目指し、小まめにご報告をさせて頂き連携を図ります!
サービス担当者会議
「訪問マッサージ」は医療保険取り扱いですが、必要があれば時間を調整し可能な限りサービス担当者会議にも出席させていただきます。
経過や体の状態などの気付きを鍼灸マッサージ師の立場からご報告させて頂いております。
地域包括ケアシステムの一員として
主治医をはじめ、ケアマネジャーや看護師・PT・OT・ヘルパー等の皆様方にご理解いただき連携をとりながら同じ目的を持ち、在宅医療・福祉のチームの一員として貢献していきたいと考えております。